ポリープ・良性腫瘍・悪性腫瘍の違い

がんとは悪性腫瘍のことですが、腫瘍には良性腫瘍と呼ばれるものもあります。また、良性腫瘍の一種にポリープと呼ばれるものもあります。

時々「良性のがん」という言い方をしているのを見かけますが、がんに良性のものはありません。がんは全て悪性です。

上皮内がんと呼ばれる、転移や再発する可能性がほとんどないがんがあり、悪性新生物と区別して上皮内新生物と呼ばれることもありますが、上皮内新生物も悪性腫瘍であることは間違いありません。

また、良性腫瘍ならば必ずしも安心とは言えません。例えば、脳幹部に発生する異型性髄膜腫は良性腫瘍の場合がほとんどですが、治療が困難なため、脳幹を圧迫し命に危険が及ぶ可能性があります。

良性腫瘍と悪性腫瘍の違い

良性腫瘍 悪性腫瘍
病名 乳頭腫、腺腫、ポリープ、嚢腺腫、線維腫、粘液腫、脂肪腫、軟骨腫、骨腫、横紋筋腫、平滑筋腫、血管腫など 甲状腺がん、食道がん胃がん、肺がん、すい臓がん、乳がん、子宮がん、白血病、悪性リンパ腫、骨肉腫、脳腫瘍など
硬さ 硬い場合も柔らかい場合もある 独特の硬さ
丸く整っている ギザギザで境界がはっきりしない
可動 グリグリ動く 動かない
増殖 する する
浸潤 しない する
転移 しない する
再発 する する
症状 痛み、出血など 痛み、出血、貧血
体重減少、 疲労感など
治療 切除
経過観察
手術、化学療法
放射線治療、免疫療法など

一般的にがんは、形が悪く硬く指などで触っても動かないと言われています。ただ、良性腫瘍でも硬くて動かないものもありますので、触った感じだけで良性か悪性かを判断することはできません。

悪性腫瘍の最も特徴的な所が、「他の組織へ浸潤し転移する可能性がある」ということです。良性腫瘍は自分の領域を出ることはありませんので、例えば胃にできた良性腫瘍が十二指腸に移るという事はありません。

しかし、がんは発生した部位から他の組織へ浸潤し、血管やリンパ管に侵入することで、血液やリンパ液の流れに乗って、色々な場所へ転移する可能性があります。

良性腫瘍も再発する可能性がありますが、それは悪性腫瘍の再発とは異なり、新しい良性腫瘍が再びできた状態のことです。良性腫瘍は基本的には切除すれば完治します。

ポリープとは

胃や腸に「ポリープ」ができたことがある人も多いと思いますが、ポリープも良性腫瘍の一種です。実はポリープというのは医学的に明確な定義はありません。

一般的に良性のイボや突起のような物がポリープと呼ばれています。胃や腸にできたポリープの場合、粘膜組織の病変によって胃や腸の内腔が突出した状態のことを指し、それが悪性でない場合にはポリープということになります。

基本的にポリープは良性ですが、詳しく調べてみたらがんだったという時に、悪性ポリープと呼ばれることがあります。また、一部のポリープは放っておくと悪性化する事があると言われています。

また、遺伝子が変化してできたポリープは過形成性ポリープ、遺伝子に変化のない炎症が原因でできたポリープを炎症性ポリープと呼ばれています。炎症性ポリープは悪性化することはありません。

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